『僕らは奇跡でできている 第5話』あらすじ
2018年秋クールのフジテレビ系・火曜ドラマ
11月6日放送の『僕らは奇跡でできている』第5話のあらすじです。
※この記事では事細かにネタバレがあるので、ネタバレが嫌な方は戻るボタンを押してくださいね。
僕らは奇跡でできている 第5話
相河一輝(高橋一生)は大学に出勤しようとカバンを整理する時に、水本育実(榮倉奈々)から返されたこんにゃくを山田妙子(戸田恵子)に渡す。
大学に出勤すると、駐輪場のところにアリの巣を見つけ見入ってしまったので、授業に遅刻してしまう。教室に向かいながら事務長の小言を聞き流す。
教室前には一輝の授業が面白いと噂だから聞いてみたいと、一輝の授業を取っていない生徒が待っていた。それに驚いた事務長だった。
育実は診察前に中国語の勉強をする。中国人の患者さんにも対応できると。料理教室よりもいまは仕事を優先したいからと言って、今度の日曜日にイベントをするのも自分で用意するとアシスタントたちに伝える。
そんな育実をみて、アシスタントたちはこの仕事の頑張り方は彼氏と別れたんだと噂するのだった。
授業でアリの生態と繁殖システムについて抗議する一輝。働きアリは全員メスで繁殖行動をしないのに、なぜ絶滅しなかったのかの説明を血縁度を交えて教える。
山田は育実が受け取らなかったこんにゃくを使ってピリ辛こんにゃくを作る。どうして育実は受け取ってくれなかったのかと言う山田に、一輝はそもそも何で歯医者さんに渡さないといけなかったのかとお互いに質問した。
育実は日曜日のイベントのチラシを作りながら、彼の言葉を考えていた。
次の日、森の中でリスの実験結果を虹一に発表する。虹一は母親から言われて一輝と一緒には遊べないのだ。そして虹一が今度歯医者のイベントに無理やり連れて行かされることを聞く一輝は、虹一に「どうして悪くなった歯のことを虫歯というのか」と言う新しい謎を話すのだった。
そして、そのイベントの時に自分から母親に何をするのか説明して説得しようかと伝えた。
山田は一輝と育実との関係が気になって、育実の歯医者に偵察にやってくる。それを知らずに歯医者にやって来た一輝。受付のところに置いてあるイベントの用紙を手に取るが、受付の人に「それ子供向けのイベントになってますから」と言われる。
診察を終えた山田は、ちょうど診察を終えた鮫島教授(小林薫)とばったり会いお茶することに。山田は育実のことを偵察しに来たことを一輝には内緒にしておくようにお願いする。
もし一輝が結婚することになったら自分はお暇すると言う山田だったが、育実は家事しないから身の回りのことやってくれる人がいたら助かるかもねと言う鮫島教授の話を聞いて、まんざらでもない様子を見せた。
一輝は祖父のところにやって来て、リスの実験のための橋を繋ぐのが難しいと説明する。そんな一輝に、「一輝の中にあった小さな光は十分大きくなった、もっと広がったらどうだ?」と他の人が入ってくることはどうかと提案する。
翌日、授業で言いたいことが途中だったがチャイムがなってしまう。一輝は途中で終わらせたくないと早口で説明するが、生徒たちは立ち上がる様子を見せず真剣に話を聞いてくれていた。
説明し終えた一輝は嬉しそうにしていた。そして教室を去ろうとしている生徒たちに「リスが道を挟んで向こう側に行かないから、この道の上に橋をかけていると説明し、一緒にやらないか」と提案する。するといつもの琴音たちだけでなく他の生徒もやると手をあげてくれた。
歯医者に治療に来た生徒の龍太郎。一輝が実家に来てこんにゃくのことを褒めてくれ、実家を継いだ方がいいか聞いたら、「自分が新庄さんなら継ぎません」と言ったことを育実に話していた。
先生たちの部屋に戻った一輝は事務長から龍太郎の実家に行きご馳走になったことを咎められる。「新庄さんちの実家で取れたこんにゃくを食べるのもいけないことですか」と聞く一輝に、事務長は「ダメです」と。
すかさず一輝は「樫野木先生も食べました。言いましたよね、新庄さんちのこんにゃくだって」とみんなを巻き込み難を逃れるのだった。
大学に戻った龍太郎は鮫島教授と会ったので、一輝が学生時代からあんな調子なのか尋ねる。一輝は願いがないと言っていたけど、それって満足しているってことか?と聞くと、鮫島教授は満足しているから願いがないってわけじゃないんじゃないかと話す。
育実はイベントの準備に追われていた。アシスタントが手伝うと言っているのも断り強がる。それを聞いたアシスタントは「彼氏のことを仕事で埋めようとしていますよね?」と。育実は怒って半強制的に帰らせた。
日曜日になり歯医者のイベントに出かける一輝。山田にそのことを報告すると、山田は一輝に寝癖を直せと言うが一輝はそんなことはどうでもいい様子だった。
虹一もイベントに行く予定だったが、弟が熱があるからやめようと母から言われる。なので、1人で言ってくるといい1人で行くことになった。
イベントの会場にいきなり虹一がやって来て驚く育実。他には子どもを中心に集まっていた。育実が披露するものは全て知っている内容だったので、子どもたちもつまらない様子。
最後の質問では、別の子どもが「どうして虫歯というのか」と質問した。しかしきちんと答えられず困った育実。
その時、一輝は自分の考えたことを話していいかと挙手をする。育実は間違った情報を伝えられたら困ると一輝を端に呼び出しこっそり尋ねる。
どうして虫歯というかは分からないという一輝。そして子どもたちの前で説明しだす。
育実は前に「昔の人は虫が歯を食ったと考えていたのでは」と答えてくれたことを伝え。虫食いの歯を数字の[64918]と表した。そして全ての数を足したら28になり、それは人間の歯の数と一緒だと説明した。
「すごい」と子どもたちは感心する。育実は横から「親知らずも入れたら32本で」と正しいことを伝えようとするが、子どもたちは一輝の話ばかり聞くのだった。
イベントが終わり家に帰る一輝。山田は育実とのことが気になって仕方がない様子だったが、一輝は軽く受け流した。
育実に昨日のイベントのお礼を言いに来た。育実は一輝に「どうしたらそんな風になれるんですか」と自分は頑張っているのに、一輝のようにうまく行かないことをなげくように呟いた。
そんな育実に「一緒に森に行きませんか」と誘う。嫌々ながらも継いて来た育実。リスの橋を渡すのを手伝ってくれと言われる。
途中で雨が降って来たので、小屋で雨宿りをすることに。育実はこんにゃくのことを謝り、龍太郎のことを話す。
龍太郎に自分はこんにゃく屋を継がないと言った理由について、「主語がなかったから」と答える。こんにゃく屋を引き継ぎたい人の主語がなかったと。
それを聞いた育実は「いけませんか?引き継ぐものがないものには分からない」と。
一輝に願いは何かを尋ねる育実。「いまはない、思いつかない」という一輝だが、瞬くして「歯であいた穴ははで埋めたいです」と叶わない願いを打ち明け、残念がるのだった。
そして育実に歯ブラシを持っているか聞くが、育実は持っていないので箱から自分の使ったものを育実に見せる。その歯ブラシを使って、さっき橋を渡す時についた汚れを叩き落としていた。
それをしながらアシスタントに言われた「彼氏のことを仕事で埋めている」という言葉を思い出す。そして「私は愛されたい」と願いの答えを出した。
龍太郎は動物園で「満足しているから願いはないっていうのはちょっと違うんじゃないかな」という鮫島教授の言葉を思い返していた。「目の前のことに夢中になっているうちに、願いが叶っちゃうんじゃないかな。だからいちいち考えないんだよ」
外で壊れた橋の修復をしていた一輝が小屋の中に戻ると、育実が泣いている。一輝はどうしようと目を泳がせた。
おわり