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戸田恵梨香主演ドラマ『大恋愛〜僕を忘れる君と 第1話』あらすじ

 

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2018年秋クールのTBS系・金曜ドラマ

10月12日放送の『大恋愛 〜僕を忘れる君と』第1話のあらすじです。

 

 

 

大恋愛〜僕を忘れる君と 第1話 あらすじ

 

 

◇2013年5月

 

レディースクリニックで働く医師・北澤尚戸田恵梨香)。診察が終わるとすぐに白衣を脱いで私服に着替え急いでどこかへ向かう。

 

尚がついた場所はウェディングドレスの試着室。お見合い相手の井原侑市松岡昌宏)の母である千賀子夏樹陽子)がデザインしたドレスを試着していた。

 

ところ変わってアメリカの医大の中のアルツハイマー病トランスレーショナル研究室。そこで侑市はエリート精神科医として働いていた。そんな侑市の元にウェディングドレス姿の尚の写真が送られるも、当日までウェディングドレス姿を見たくなかったと送り返す。

 

綺麗だねとか愛してるとか言えないのかしら…つまんない男に育てちゃったわねという千賀子に、甘ったるい事言う人は好きじゃないのでという尚。

 

 

このウェディングドレスを着て、尚は1ヶ月後に6月の花嫁になる予定だった。

 

 

 

◇2013年2月

 

 

お見合いで初めて会う尚と侑市。美術館デートで、ある一枚の女性の絵を見て尚に似ているという侑市。そんな侑市に恋愛のことについて質問する尚。彼女がおらず、恋愛に入れ込んだことはないと聞いて少しニヤッと笑う。

 

話している中で、侑市が若年性アルツハイマー病を研究していることを知る。

 

夜になり尚を自宅までタクシーで送り届ける。

 

「もし自分のことを気に入らなかったらすぐに断ってくれ、もうすぐ40になるので引き延ばされると困るから。母親としての知性のある人で、健康な子供を産める人と結婚したいので。」

 

という侑市に対し、「私も先生と同じような気持ちです。私たち似てるな」と答える。

 

 

 

◇2013年4月

 

 

尚は侑市が働いているワシントンを訪れる。お互いが血液検査のデータを用意していて渡し合う。「やっぱり似てますね」と。

 

肉体的相性を確かめ合い、2人は正式に婚約した。

 

尚のレディースクリニックでは尚の婚約の話をしている。尚はドラマチックなことは好きではなく、収まるべきところに収まるべきだからと予想外の展開は好きではないと受け付けの女の子たちが話していた。

 

尚の母・北澤薫草刈民代)と2人で暮らしていた家のリビングには引っ越しの梱包されたダンボールがたくさんつまれている。尚は結婚の準備が大変でめんどくさいと思っているようだ。淡々と物事を進めたい尚にとって、この結婚は恋愛にどっぷりハマったものではなく、一つの行事のような感覚なのだろう。侑市には指輪もいらないと伝えていた。

 

 

そんな尚はワシントンにいる侑市とテレビ通話をしていた。「尚が思っているより僕はずっと幸せだよ」と伝える侑市。「私たちやっぱり似ている」と答える尚。

 

新しい家に、引っ越し業者が荷物を運び込む。そのうちの1人、アルバイトの間宮真司ムロツヨシ)は書籍のダンボールの中にあった【砂にまみれたアンジェリカ】という本を手に取る。少し眺めてから本棚に戻しているところで、尚にそこは置いといてくれていいと言われる。

 

 

引っ越し業者が仕事を終え帰ったと思った矢先、キッチンに黒酢はちみつを飲む真司の姿が。

 

「それ」と自分の黒酢はちみつを飲まれたかと思った尚に、「これ俺の黒酢はちみつですけど飲まれたかと思いましたか?」と聞く。「いえ」と答える尚。真司は帰っていった。

 

1人になり本棚に本を並べる尚。さっき真司が手にとって眺めていた本を同じように眺めていた。その本の著者は間宮真司。真司が書いた本は賞も受賞していた。

 

 

帰りのトラックの中で、さっき自分の本があったのを思い出す真司。それを横で見ていた上司の木村明男(宮澤たけし)は「もう恋は始まっている」「運命的出会いというものは意外とさりげないもんだからよ」とつぶやく。「それ何十回も聞いてますけど」と返す真司。

 

 

 

インターホンが鳴り出ると、黒酢はちみつの箱が届いた。しかしさっきキッチンにあったはず。不思議がるがサインして引き取ることに。

 

実家に帰った尚は、実家のリビングにも同じ黒酢はちみつの箱が置いてあるのを見て驚く。母の薫からは「それ冷蔵庫にいっぱいあるけど、買いだめしすぎじゃない?」と言われる。

 

自分の部屋に持っていったら、そこにも同じように黒酢はちみつの箱が置いてあった。

 

 

翌朝、レディーズクリニックには患者の黒田あやから、尚の結婚のためのお祝いのケーキが届く。それを見た尚は「黒田あや様ってだれ?」と聞く。驚く受け付けの女の子たち。

 

患者さんで、金曜日にも来られたことを聞くもいまいち思い出せず、診察のパソコンで診察履歴を確認するのだった。

 

 

新居に帰ると、水漏れしていた。そこに、ダンボールを取りに来た真司が訪ねて来たので、助けてもらうことに。

 

上の階の住人のところに行き水道の元栓をしめて対処する真司。本当にうちが原因なのかと疑う奥さんに「とっととやらねえと真下だけじゃすまねえっつってんだよ」と脅すような口ぶりで話す。なんちゃってと最終的にごまかすも、尚はそんな真司が気になっていた。

 

 

自分の部屋に戻った尚は、水漏れで濡れた本を拭く。その時に「これ、私の大好きな本なんです」と真司が書いた本を真司に紹介する。

 

 

空に向かって突っ立っている煙突みたいに

図太くまっすぐに

この男が好きだと アンジェリカは思った

 

 

この部分が好きで暗記しているという尚に、「脳みそ腐りますよ。そんなもん暗記してたら」という真司。「腐りそうになる感じがいいんじゃないですか。私みたいに普通な人間には、こういうピカレスクでエロティスクな刺激が必要なんです」と答える。

 

 

ダンボールを回収して帰ろうとする真司に、助かったとちょっとした気持ちでお金を渡す尚。それを見て「はっ?」と怒るので、ではその辺で何かご馳走させてくださいという。

 

 

営業所まで向かうトラックの車中。人はなんで結婚するんですかねという真司の問いに、リスクの少ない出産を考えると年齢的にそろそろかなと思ってと答える尚。

 

だけどよく考えたら結婚しなくても出産はできる…と考え出したので、一度決めたことは結構したほうがいいのではと伝える。医者と医者の子どもはまた医者になる。それだとやっぱりピカレスクでエロティックな刺激が必要なんだろうなというので、尚は笑顔でそうだと答える。そんな尚を見て少し心を掴まれたような表情を見せる真司だった。

 

 

居酒屋で飲んでいる時に、尚は再び真司の書いた本の話をしだす。あの本の作者が最近書いてないと話すので、「生きてないんじゃないですか。生きてても息してるだけ」と答える。

 

 

それを聞いた尚は「あの人は多分すっごく素敵な人なんだと思う。見た目も中身も。そうじゃないと暗記するほど好きになるはずがない」「男の人なのになんであんなに女の人の気持ちがわかるんだろ。いつか会えたら聞いて見たい」と嬉しそうに話す尚に対し、「わかってるんじゃなくて想像してるんですよ」と話す。

 

子供の頃はいろんな感情を持っていたけど、大人になるにつれそれがどんどん薄まってきたと話す真司に「愛する情熱は?」と聞く尚。「愛されたことがないからわかんないな」と答える。

 

 

ちょうどお酒がなくなったのでお酒を頼もうと店員さんを呼ぶも、奥でやり取りしていて気づいてくれない。そんな店員さんたちの様子を見ながら、何を話しているのか想像しアフレコして楽しむ2人だった。

 

楽しい時間を過ごした尚と真司は連絡先を交換することに。別れてそれぞれ帰路に立つところ、尚は振り返り真司を呼び止める。振り向いた真司に黒酢はちみつを「好きでしょそれ」と投げ、タクシーを拾って去っていった。

 

 

別の日、尚からまたご飯に行こうという誘いのメッセージが送られた。それに対し真司からは「結婚するんでしょ。決めたことは守れって言ったでしょ」とつけはなされてしまう。

 

しかし尚はめげずにご飯行こうと誘い、この間の店で待っていると強引に約束をするのだった。

 

それに対する「やっぱり脳みそ腐ってるな」という真司からの返信に嬉しくなる尚だった。

 

 

一方的に約束したお店に行く尚。しかし真司の姿はなく待ち続けるも、終電がなくなってしまうので帰ることに。すると店の前に真司の姿があった。

 

なんで入ってこなかったのか尋ねる尚だが、真司は一向に答えない。

 

そんな真司の姿を見て、尚は小説の一節を読み上げた。

 

 

あいつはいつも約束を破る

そして私を平気で何時間も待たせる

それはあいつが自意識の塊である証拠だとアンジェリカは思った

自分を待っている女を想像することで

自分の存在価値を確認している

貧しい男めとアンジェリカは心の中で叫んだ

 

 

という尚に「腹の中」と訂正する真司。

なんで知ってるのかと聞く尚に俺が書いたからと白状する。

 

真司が作者の間宮真司だと知りとても嬉しそうな表情を見せる尚。

なんで言わなかったのと聞くのですごいイケメンそうな人を想像してそうだったしと答える。

 

 

 

場所を移した2人。真司は自分の生い立ちを説明していた。神社の鳥居の下に捨てられているのを宮司さんに助けられた。だから間宮の「宮」は宮司の「宮」、間宮の「間」は施設の園長先生が間山だったから「間」、真司の「司」も宮司の「司」だと。

 

真司の「真」は?と尚が聞くが、なんでかなと答える。

 

園長先生が胸がでかくて抱きしめられるたびに窒息しそうになっていたから、胸のない子が好き。だから本に登場するアンジェリカもそうだと。

 

そんな話をする真司に「私タイプなんだ?」と直球に聞く尚。タジタジになった真司は「もう朝だ」と話をごまかす。

 

2人で朝焼けを見て、6時から引っ越し作業があると真司はその場を去っていった。途中振り返り、尚と微笑みあった。

 

 

受付の柚香をランチに誘い、お気に入りの小説の作者にあったと話す。運命の出会いであると伝える。婚約者がいるのにこの恋が進んで欲しいとも思っている尚が、自分で脳みそ腐ってるよねと話すので、どっちか早く結論を出したほうがいいと答える。

 

 

夜、引っ越し業者の会社の外には真司を待つ尚の姿が。尚は再びご飯に誘う。

またアフレコやってと頼む尚にネタ切れだよと断る真司。それなら私がやると言って、外国人客のアフレコをしだす。「うち、あんたの家に行きたい」というアフレコをした後、「私たちも出ない?」と尚に断りきれず自宅まで呼ぶ。

 

 

呆然と立ち尽くす真司の目の前に立ち「何もしないの?」と尋ねる尚に、「快速特急本当に降りられるの?降りたとしても道じゃないよ。砂漠だよ」と不貞行為をしていいのか最後に尋ねる。

 

尚は「歩く」と言って真司にキスをした。そのまま2人朝を迎え、先に起きた尚の歯磨きの音で目をさます真司は「私結婚やめる」と衝撃の発言を聞かされる。

 

自分のせいだと驚いた真司は「結婚式の前の日まで付き合うっていのはどうかな?」と提案するも、「快速特急から降りて砂漠を歩くって決めたの。たとえあなたとあした終わったとしても」と固い決意を聞かされる。

 

レディースクリニックに出勤する前に急いで真司の家の合鍵を作りに行く。クリニックに着くと侑市に電話すると。しかし、かける直前で薫に電話を取り上げられてしまう。

 

人生には出会いってものがあるが、人の出会いには順番がある。その順番は守るのが人の礼節だと。頭冷やしてよく考えなさいと止められる。

 

 

診察が終わった後改めて侑市に電話をする。「婚約を解消してください。好きな人ができてしまった」と。

 

感情とか修羅場とか無縁な人だと思っていたから尚らしくないという侑市。今尚がかかっている病気も時が経てば収まるのでは?という侑市。

 

理性を超えた本能が自分に命じるんだと強くいう尚に対し、今の気持ちはわかったと、結婚式までに別れてくれればいいからと伝える。

 

尚は押し切られてしまう。来週末侑市が日本に帰ってくるのでその時にあって話すことに。

 

いてもたってもいられなくなった尚は、その場から走って逃げ真司の家へ向かった。真司が帰ると尚は家の前で待っていたので「合鍵は?」と聞かれる。「合鍵?」と不思議がる尚だったが財布の中に合鍵があるのを確認してハッとする。

 

 

帰る途中にケーキ屋さんでアップルパイを買ってきた尚。初体験の真司はその美味しさに目を見開きながらがっつく。

 

そんな真司の姿を見ながらもう小説は書かないのかと聞く尚。答えない真司。尚が泊まるというのでお互いのために今日は帰ってと伝える。

 

1人で考える時間は必要だからと残念そうに理解を示す尚だった。

 

 

翌日真司は押入れの中からパソコンを出す。そこに尚からクリニックから出て食べるものを買って行くという連絡が入る。

 

一方の尚は、買い物を終えた自分がどこにいるのか何をしているのか分からなくなり、怖くなって走り出したところ自転車とぶつかって倒れてしまう。

 

病院に運ばれた尚は事故にあったことを医師から聞かれるも覚えていない様子。幸い怪我も何もなかった様子なので、そのまま薫と帰ることに。事故の時に持っていた荷物を看護師から渡される。

 

その荷物に黒酢はちみつがあり、それを見て真司のことを思い出し、病院から走り出す。

 

 

その頃侑市は日本に帰国していた。尚の脳のMRIの画像を見ていた主治医から、その脳の画像を見てMCI(軽度認知障害)なのでは?と少し疑問に思う。そして、その脳の画像が尚のものだと気づき驚くのだった。

 

 

尚は一生懸命真司の元へ走って向かう。そんな尚のことを小説を書きながら待つ真司だった。

 

 

 

おわり