『リーガルV〜元弁護士・小鳥遊翔子〜 第7話』あらすじ
2018年秋クールのテレビ朝日系・木曜ドラマ
11月29日放送の『リーガルV 〜元弁護士・小鳥遊翔子』第7話のあらすじです。
※この記事では事細かにネタバレがあるので、ネタバレが嫌な方は戻るボタンを押してくださいね。
リーガルV 〜元弁護士・小鳥遊翔子〜 第7話
集団訴訟を起こすことにした小鳥遊翔子(米倉涼子)。事務所のメンバーはローズブライダルの被害者たちを探すことにした。
被害者たちは人生を台無しにされたものの、訴えるのはちょっと…と尻込みする人が多かった。
その中でも社会学者の高市哲也も婚活詐欺にあったという噂を聞いて、翔子は接触を図る。高市は一年前にちゃんと結婚して、その噂はガセネタだと話す。
ローズブライダルに潜入捜査していたパラリーガルの伊藤理恵(安達祐実)は、他の会員の人たちに婚活詐欺をしている情報をこっそり流す。そして訴えるべきだと仲間を探す。
女性は訴える気になったが、男性は恥ずかしいのかなかなか挙手しない。翔子が「恥ずかしいことじゃない」と説得し、集団訴訟する原告団が集まった。
被害者たちをもっと集めるために「Me Too運動」を行うことにしたが、それよりも焼肉集会とかにした方がいいのでは?という翔子の提案が採用された。自分がお肉を食べたかっただけだが。実際に焼肉集会が開かれたが、全然被害者はこなかった。
一方のローズブライダルは、マニュアルや今まで送ったメールなどを消す作業を行っていた。相田栞代表は元経済敏腕記者で、顧問弁護を担当しているFelix&Temmma法律事務所 の海崎勇人(向井理)にも高圧的な態度で接していた。
京極法律事務所側は元経済記者という立場から、何か弱みでも握っているのでは?と推測している。そして、元銀行員である伊藤に何か裏がないのか探ってもらうように翔子は頼んだ。
Felix&Temmma法律事務所にやってきた翔子。白鳥美奈子(菜々緒)に接触し、「あなたも原告団に入れてあげるよ」と誘う。白鳥も1年前までローズブライダルの会員だったのだ。
被害額として300万円も支払っていたが、それは恋愛だったと言いはる白鳥。そのことを海崎に相談すれば…と提案するが、それだけはやめてと。
それだったら、なんでFelix&Temmma法律事務所がローズブライダルを守るのか教えろと翔子はいう。白鳥がさっき見送っていたのが、ミカド通信の会長である我妻憲史郎だったから、もしかして会長がらみとか?と揺さぶりをかけるが、「言えるわけないでしょ」とその場をさってしまった。
ミカド通信会社はFelix&Temmma法律事務所の最大のクライアントであり、我妻会長は財政界でも一目置かれている人物だった。伊藤が銀行員から聞いた話によると、我妻会長の家族名義のペーパーカンパニーからローズブライダルに多額の資金が流れていたのだ。
敵があまりにデカすぎるのでビビる馬場雄一(荒川良々)たちだったが、翔子は「敵がでかい方が盛り上がるでしょ」とやる気になっていた。
週刊誌に翔子たちが集団訴訟を起こすことが書かれたことをきっかけに、原告団だった被害者たちも降りたいと申し出てきた。ネットで名前や住所などが割り出され、私生活に影響が出てきたという男性陣はみんな去っていった。残った女性たちと塩見とで引き続き戦うことになる。
ポチ(林遣都)は翔子がずっと気にかけている殺人罪で服役中の守谷至に面会しにきていた。守谷は翔子のことをよく思っておらず心を開いてはいなかったが、ポチが翔子のことを熱心に話すことで、徐々に心を開きつつある様子だった。
面会が終わり外に出るとそこには海崎が立っていた。「ローズブライダルの訴訟を引き続き引き受けるのか?僕に言わせれば詐欺に加担するあなたも詐欺師です」と海崎に伝える。
海崎は「クライアントに答えるのが弁護士の仕事。勝ち目のない裁判に原告団を巻き込んで余計に傷つける。君がやっているのは最悪の仕事だよ」というので、ポチは「僕は勝つためにやっています」と最後に伝えた。
<裁判当日>
塩見はローズブライダルによって金銭だけでなく人生もめちゃくちゃにされたと話したが、ローズブライダル側は婚活相談所は対価と引き換えに結婚のチャンスを提供するだけで結婚を保証するものではないと一刀両断だ。
伊藤は入会時に書いた履歴書を知っているかのように、自分にマッチしたりコンプレックスをついてくる相手ばかりだったと言い、まるでローズブライダルと組んでいるサクラ会員がいるのではと訴えたが、それは単なる憶測だと却下されてしまう。
しかし、自分や他の被害者を誘ってきたメールや手紙には共通点がいくつもあったと証拠を見せ、サクラ会員用のマニュアルがあったことを伝えた。
反対尋問で海崎の質問を巧みにかわすが、伊藤には過去に犯罪歴があることで信用性がないと言われてしまう。
そう言われた伊藤は「過去に過ちを冒した人の言葉は信用してくれないんですか。私にだって幸せを望む権利はあるでしょ」と過去のことを振り返り涙ながらに訴えた。
裁判後の新規原告団を集める集会に、裁判を傍聴していた高市哲也が取材しにきた。伊藤の話に心を動かされ、自分も被害者の1人として原告団に加わると。
それを皮切りに多くの被害者たちが集まった。
被害者の1人である馬場は、自分は何も役に立っていないからとミカド通信に我妻会長を尾行しに行くが、自分を尾行しているサングラスの男性を見つける。男性が近づいてきたのでやられると思い腰を抜かした馬場だったが、まさかの「ローズブライダルのことで話があります」と。
その男性はローズブライダル創設時の元副代表である薮谷清文であった。
最初は健全な婚活ビジネスだったが、次第に相田代表が詐欺のようなビジネスをするようになったと。報道でこの騒動のことを知り、力になれるかもと名乗り上げてきてくれたのだった。そして詐欺マニュアルがあったことを話してくれた。
そのことをローズブライダルにやってきた海崎に伝える翔子。自分たちの勝ちは確証されたもので、そうなったら我妻会長とミカド通信がやばいことになるのでは?と。昔のよしみで和解に応じてあげてもいいと提案する。
後日ポチと一緒にFelix&Temmma法律事務所にやってきた翔子。原告団が現時点で50人に増えていることを話し、多額の和解金を要請する。ローズブライダルの講座を迂回してミカド通信が払えばいいと。
和解にあたっては和解金を速やかに支払うこと、ローズブライダルは解体すること、相田代表は謝罪することを条件に出した。しかし天馬代表は「本当にマニュアルが存在するのならね」と高圧的な態度。
マニュアルを見せてくれないかと言われ、ビクビクしながらもマニュアルをだすポチ。しかし、このマニュアルを元に実際にサクラ会員に指導した経歴があるかと問われる。
なんとか「あります」と口に出したところで、翔子が横から助け舟を出し「手元にないので1時間の猶予をもらいます」と言って一度部屋から退出した。
指導した記録もなければ、マニュアル自体もブラフ(偽物)だったのだ。それがバレたのはポチの目が泳いでたからだと怒る。
しかし、馬場が駐車場で我妻会長を尾行していた時の動画が役に立つのだった。
再び馬場の携帯を持って、天馬、海崎、白鳥が待つ応接室へ向かう翔子とポチ。天馬にその動画を見せると天馬は固まってしまった。
そこに映されていたのは、我妻会長と相田代表が車内で熱烈なキスを繰り広げているところだった。
和解は無理そうな展開だったのをひっくり返し、和解交渉に漕ぎ着けることができたのだった。
和解に終わったことを伝えられた相田代表は、ロビーで待ち受けていた原告団に謝罪するように求められる。しかし土下座なんてできないと。
そんな相田代表を白鳥が強引に土下座させるように叱責したため、相田代表は土下座をするのだった。
今回の一件を守谷至に伝えるポチ。「君は自分の意思で人を殺すような人じゃない。小鳥遊さんはそうずっと言い続けています」と伝える。すると守谷は「小鳥遊さんに…会いたいな」と言うのだった。
後日、守谷に面会しに行く翔子。面会室を開ける前に一息つく。開けようと思った瞬間、ドアから出てきたのはなんと天馬代表だった。
おわり