『リーガルV〜元弁護士・小鳥遊翔子〜 第8話』あらすじ
2018年秋クールのテレビ朝日系・木曜ドラマ
12月6日放送の『リーガルV 〜元弁護士・小鳥遊翔子』第8話のあらすじです。
※この記事では事細かにネタバレがあるので、ネタバレが嫌な方は戻るボタンを押してくださいね。
リーガルV 〜元弁護士・小鳥遊翔子〜 第8話
刑務所にいる守谷至に会いにきた小鳥遊翔子(米倉涼子)。「早く出たいよね」と声をかける翔子。
そもそも、昨年2月に鶯谷の公園で市瀬徹が守谷に刺されたという事件で守谷は懲役9年の実刑で収容されていた。当時悩んでいた守谷は公園でたまたま隣のベンチに座った市瀬に「悩む価値もない」と言われたことに腹を立て刺したという。
しかし翔子はこの事件に裏を感じていたため、色々と調べていたのだ。
守谷は人を殺したのに、人ごとみたいなところがあり、何か隠していることがあるのでは?と。
そうして被害者への贖罪の気持ちが抜け落ちている理由を尋ねる翔子。質問されると今まで楽しそうに話してくれた守谷は人が変わったように「帰れ」と冷たくあしらうのだった。
京極法律事務所のメンバーはポチ(林遣都)からこの事件のことを聞いて手伝うことにした。
弁護士会から翔子が非弁行為をしているため警告の通知がきていた。この間の件で天馬壮一郎(小日向文世)を怒らせてしまったのだ。
天馬をなだめるために天馬の元を訪れる京極雅彦(高橋英樹)。しかし天馬は「事務所を続けたければ彼女を切り捨てるべきだ」とあしらう。それを海崎勇人(向井理)がこっそり目撃していた。
海崎は白鳥美奈子(菜々緒)をご飯に呼び出す。白鳥はデートだと思ってドキドキするも、海崎は翔子から引き受けた守谷の事件について尋ねた。
翔子は事件の情報が欲しくて暴力団幹部の花田尊に接触した際、賄賂として金銭のやり取りをしていたところをカメラに撮られた。それがきっかけで翔子は弁護士資格を失うことになったのだ。
どうして海崎はそこまで翔子のことを気にするのかを聞く白鳥に「僕の野望のためだ」と。「2人だけの秘密ができた」というように解釈して、白鳥は海崎の行動を天馬に告げ口するのをやめた。
京極法律事務所では被害者の市瀬のことを調べていた。市瀬は『NPO法人貧困を救う会』の幹部職員として働いていて、一部のNPO法人は暴力団の資金稼ぎの隠れみのとなっているところがあると言われていることから、翔子は暴力団に接触したのだった。
事務所に帰ってきた京極は天馬が本気なことを伝える。そして、翔子を辞めさすか事務所を潰すか決断の時だと周りから言われてしまう。翔子は部屋で自分の進退について1人で考えるのだった。
翌朝、デスクには翔子のメモが置かれていた。
「暫く旅に出ます。探さないでください」
メモを残してさったということはもう戻らないつもりだということだと説明する茅野明(三浦翔平)。翔子がいないのなら事務所をやめると茅野、伊藤、馬場と続いて口にする。大鷹や京極も独自でやっていくといい、事務所にはポチしか残らなかった。
法律事務所のメンバーはそれぞれ面接をしたりして新しい職場を見つけていた。
バラバラになったメンバーだったが、それぞれがNPO法人の活動に参加していた。海崎と白鳥も同様に調査していた。
NPO法人の代表である大峰聡、厚生労働大臣の丸山珠美が挨拶する場に、天馬がやってきて、大峰の国政参加の件で話をしているのを見てしまう。天馬と丸山大臣とは旧知の仲だからこの場にいることは不思議ではないと説明する白鳥だが、「大峰とも何か関係があるかもしれないな」と海崎は疑っていた。
そして「少なくともそれを探ろうとしているものがいる」と目線を配った先には、大峰や天馬のことを写真に撮るポチがいた。
その頃、翔子は一人で温泉旅館にきていた。ご飯を持ってきてくれた見習いの加藤里奈に話し相手になって欲しいとお金を渡す。
加藤里奈は偽名で、実はこの女性は守谷至の妹の守谷未久だった。翔子はずっと未久のことを探していたのだ。
ポチだけの京極法律事務所。営業時間外にやってきた怪しい着ぐるみ、中に入っていたのは伊藤だった。伊藤も独自でNPO法人のことについて探っていたのだ。被害者の市瀬は、募金を着服する悪質なやつだったと報告する。
そこに茅野もやってきて、自分も操作していたと報告する。守谷至は貧困を救う会に世話になっていたことを話した。
さらに馬場もやってくる。至は貧困者を食い物にする市瀬が許せなくて殺したんだと。つまり、至と市瀬は初対面ではなかったのだ。
さらに大鷹は検察で集めた情報を持ってやってきた。半年前に行われた募金イベントでチンピラが暴れる事案があった。それを収めたのが、翔子が弁護士資格を失うきっかけになった花田尊だったのだ。
至と市瀬には接点があったことを至本人に話にいくポチ。「どうでもいい」と話す至に、ポチは「翔子のことを少しでも考えてほしい」と熱く語るが、至はもう来ないでくれと言うのだった。
刑務所から出たポチ。前方から翔子が歩いてくるのを見つけ嬉しがる。翔子は至にどうしても伝えたいことがあるため、刑務所を訪れたのだった。
妹の未久に会いに行ったことを話す。未久が大学に行っておらず、偽名を使って田舎の旅館で働いていることを話すと、「じゃあ俺はなんのために…」と泣く至。「あなたは一番悪い奴を喜ばせただけなのよ。あなたに殺しをさせた男よ」とという翔子。
一番守りたかった妹を守れなかった至は真実を話し出す。
至は妹のことを幸せにするために、NPO法人の活動を積極的に行っていた。そこに声をかけてきたのが大峰聡だった。
大峰代表から市瀬の悪行のことを聞かされた至。子供たちを守るためにはどういう方法があるか暴力団幹部の花田が教えてくれると大峰は言い、市瀬を殺すように言われたことを話す。
至は引き受けたくなかったが、大峰代表が「君には妹さんがいましたよね?何かあってから悔やんでも遅いですよ。これは誰かがやらなくてはいけないことなんです」と脅され、決行に及んだと。
真実を聞いた翔子は、あの時言ってくれていたら刑期が何年短くなったか…と悔しがる。「あなたは加害者でもあり、被害者でもある」と言い、一緒にまた戦おうと伝える。至は「鍵があります」と一つの証拠があることを話す。
活動を始めた京極法律事務所のメンバー。京極は勤めていた大学に天馬と大峰の母親が在籍していて繋がりがあったことを掴んで帰ってきた。
同じく海崎と白鳥も、天馬と大峰には関係があったことを掴んでいた。
京極法律事務所に帰ってきた翔子。「裁判するわよ」と至の事件の真実を暴くことを伝える。しかし、刑が確定した至が大峰を訴えることはできない。では?
翔子が天馬に、一年前に弁護士資格を失ったことに対する損害買収を請求する民事訴訟を起こすというのだ。
同じ頃、それを伝えられた天馬は怒りを見せる。海崎は「天馬先生と大峰代表の関係が暴かれることもありえますよ」と自分が代理人になることを提案すると、天馬は海崎と2人で話し合おうかと伝えるのだった。
今回の訴訟での損害賠償はなんと「一円」だという翔子。金の亡者である翔子らしくない発言に皆が驚く。「裁判の本当の目的は、この事件の真実を明らかにすること」と言い、一円を勝ち取ることを掲げるのだった。
おわり