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山口紗弥加主演ドラマ『ブラックスキャンダル第1話』あらすじ

 

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2018年秋クールの日テレ系・木曜ドラマ

10月4日放送の『ブラックスキャンダル』の第1話のあらすじです。

 

 

 

※この記事では事細かにネタバレがあるので、ネタバレが嫌な方は戻るボタンを押してくださいね。

 

 

 

 

 

 

ブラックスキャンダル 第1話

 

 

暗い部屋にはベッドが一台。そこに座る顔面包帯で包まれた女と、その包帯を剥がしていく医師と看護師がいた。包帯をとり顔を鏡で確認する亜梨沙/藤崎紗羅山口紗弥加)。顔を整形し別人に生まれ変わったのだった。

 

「私は偽りの謝罪会見で全てを失った」

「本当に謝罪すべき人間は私じゃない」

 

本当に謝罪すべき人間は勅使河原友和片岡鶴太郎)、花園由祐子平岩紙)、五色沼。私を地獄へ落とした人間全て、私と同じ地獄に落とすと自分を陥れた人間に復讐を誓う。

 

 

<SCANDAL1>

 

時は変わって、芸能事務所「フローラル」。ここで亜梨沙はマネージャーとして働いていた。入って半年の割に仕事ができて周りからの信頼は厚い。そしてチーフマネージャーの由祐子は亜梨沙の上司で、厳しく部下たちも恐れていた。

 

亜梨沙たちが働くのは芸能2部。芸能2部の業績がよくなく花園もイライラしていた。一方ライバル視している一部には看板女優の阿久津唯菜松井玲奈)がいて、業績も好調だった。

 

整形する前の藤崎紗羅は週刊誌に棚城とのベッド写真が掲載されていた。身に覚えのない紗羅はチーフマネージャーの花園に「この人と2人であったことがない。合成です」と訴えるが、花園は「謝罪会見を開いて誤解を解く」と伝える。

 

(回想)

遡ること10ヶ月前。阿久津唯菜はあるアパートを訪ねる。部屋はゴミであふれていて、部屋の隅には正気を失った紗羅がいた。唯菜は5年前の紗羅の謝罪会見のことで聞きたいことがあり訪ねたのだった。棚城と共演した時に「あの謝罪会見はフローライトの勅使河原社長と、マネージャーの花園さんに頼まれて芝居をした」「会見を仕切っていた全日テレビの五色沼プロデューサーグルだった」ということを棚城から聞かされたことを伝えに来たのだった。それを聞いた紗羅は激しく動揺する。

 

5年前の謝罪会見の時、最初は不倫騒動は事実無根であることを伝えていたのだが、途中で棚城が会見場に割り込み「申し訳ありませんでした。出来心だったんです」と不倫したことを認めて土下座したのだった。「棚城さんは認めているんです」と記者たちの言葉に涙ながらに必死に「私は本当に不倫なんてしていません!」と否定する。しかし、隣で不倫を認め謝罪をしている棚城がいるため、誰も紗羅の否定には耳を傾けなかった。

 

 

(現在)

亜梨沙は唯菜とカフェで話をしていた。「唯菜から話を聞いた時すぐには信じられなかった。絶対に許せない」という亜梨沙に「だからって顔と声を変えてまで」と、このことについて唯菜は知っているようだ。

 

事務所にやって来た芸能2部に所属している小嶋夏恋が、毎回オーディションでいいところまでいくものの最終的に落とされることを聞く。それに興味を示した亜梨沙は今度彼女が受けてみないかと勧められているオーディション用紙を見せてもらい、その担当プロデューサーが五色沼だということを知る。そこに花園がやって来て、そのオーディションは受けるなと伝える。その様子を見た亜梨沙は「受けさせてあげませんか?私が担当します」と花園に申し入れ許可をもらう。

 

人気のないところで電話する花園。その相手は五色沼だった。「うちから応募させてもらうのは小嶋夏恋です」「じゃあいつものお願いしようかな」と何やら怪しい取引をする。

 

その後、夏恋を呼び出した花園は「今度のオーディションに落ちたらフローライトをやめてもらうことになった」と急な報告をする。なぜだか聞く夏恋に「このままズルズルやめどきを失って女優を続けるより、今のうちに別の道を見つけておく方が夏恋にとって幸せではないか」とそれらしい理由を告げる。「ただ、私はこれからも一緒に仕事がしたい。だから受かる方法を必死に考えたの」と五色沼の連絡先を渡し、泊まっているホテルを教えて枕営業をすすめたのだった。

 

夏恋のお芝居の練習に付き合う亜梨沙。夏恋が心ここに在らずといった雰囲気を感じ取り、花園に何か言われたのかと尋ねる。夏恋はオーディションに落ちたら事務所をやめなきゃいけないことを話す。亜梨沙はそんな夏恋にどうして女優になろうと思ったか聞いた。夏恋は紗羅のドラマを見てその決意を決めたことを話した。そんな夏恋に「オーディションに落ちてしまうのは大切なことを知らないからだ」「あなた自身の可能性と不可能性です」「藤崎紗羅にはなれない。あなたは小嶋夏恋だ。不可能を可能にできるのはあなた自身だから、自分をよく知って自分の可能性を知ってください」と伝える。

 

 

(回想)

謝罪会見後の紗羅の実家前には大勢の記者がいた。娘の紗羅の不貞を謝罪する母親の姿をテレビで見る紗羅。母親は頭からガソリンをかぶり、「娘を許してやってください」と自らライターで火をつけ焼身自殺を図ったのだった。

 

(現在)

過去を思い出し息を荒げているところに、勅使河原純矢が声をかけて来た。彼は芸能一部のチーフマネージャーであり、勅使河原社長の息子だった。その名前を聞き一瞬戸惑いを見せる亜梨沙。

 

その頃、夏恋は五色沼の泊まっているホテルにやって来ていた。同じホテルに彼女とやって来たフローライトのマネージャーである犬飼は、部屋から五色沼と一緒に出てくる夏恋の姿を目撃してしまった。翌日そのことを亜梨沙に伝える。

 

五色沼から電話をもらう夏恋。一次オーディションを通過にしておいたことを伝えると、「二次オーディションがあるね。明日の夜ホテルで待っている」と再び誘うのだった。

 

フローライトの勅使河原社長の接待を終えた五色沼。勅使河原社長を送り出した後、花園に今回のヒロイン役は最初から決まっていて出来レースだったことを話す。しかしそのことはハナから花園は知っていたのだった。

 

何も知らない夏恋。途方にくれいるところ亜梨沙に出会い、枕営業したことを正直に話す。そんな夏恋に亜梨沙は「夏恋のマネージャーで、どんなことがあってもあなたの味方だ。もしこの先障害になるものが出て来たら、マネージャーである自分が責任を持って、どんな手を使っても取り除いてみせる」と伝える。

 

 

夏恋が待っているであろうホテルに着いた五色沼は、部屋が真っ暗であるので不思議に思う。そんな五色沼を後ろから目隠しをし、パンツ姿にさせてポールに後ろ手で縛る。肩には[全日プロデューサー 五色沼]と書かれたタスキをかけられるが、目隠しされてそういうプレイだと勘違いし興奮している五色沼。そんな姿を亜梨沙は携帯のビデオ機能で録画する。

 

 

あるホテルの会場では、全日テレビの50周年記念特別ドラマの完成披露試写会が行われていた。主演には阿久津唯菜。唯菜は全てを知っているのか、下を向きながら笑いを堪えていた。後ろのスクリーンにいきなり変な格好をさせられた五色沼の姿が。会場は慌ただしくなる。唯菜はアプリで配信されているこの状況を面白おかしく眺めていた。

 

ホテルでは亜梨沙が枕営業を強要していたことを、マスコミにリークすると五色沼に告げる。やっと五色沼ははめられたことに気づく。しかし「売れてない女優が何を言おうと、世間は売名行為にしか思わないんだ。俺はすぐにもみ消せるんだよ」とリークがなんてことないと伝える。それをアプリから50万人を超える人が見ていた。

 

唯菜は亜梨沙にこれで五色沼も終わりですねと話すも、亜梨沙は本当の地獄はこれからだと話す。

 

 

五色沼は謝罪会見を開いていた。枕営業を強要したことは事実無根だと否定するも苦しい言い訳で皆が呆れ返っていた。その様子を事務所のテレビで見ていたマネージャーたち。そこで『芸能暴露くん』という誰かがまだ公になっていない芸能ニュースをあげているサイトがあり、それがきっかけで消えていった芸能人も何人かいることを亜梨沙は知る。

 

五色沼は地方の関連会社に異動することが決まった。駐車場に止めてあった車に乗り込もうとする五色沼に声をかける亜梨沙。地方でしばらく身を隠しておけば騒動が収まると思ってるかもしれないが、そう簡単には終わらせないと告げるのだった。

 

枕営業を強要されたタレントは60人。当時の詳細を話した動画を1ヶ月に1人ずつ動画サイトに投稿する。全部が公開されるまで5年、世間から絶対に忘れさせないと。

 

そして5年前してもいない不倫スキャンダルで全てを失ったことあの謝罪会見について問い詰める亜梨沙。五色沼は「フローライトに会見の仕切りを頼まれただけだ」と騙したことを否定し視聴率が良かったとクスッと笑う。反省の色が見えない五色沼の目の前で、1つ目の動画を公開するのだった。

 

そんな2人のやり取りを駐車場の影で週刊誌記者の巻田健吾が見ていた。

 

 

夏恋は別の連ドラにレギュラー出演することが決まった。「今回は命拾いしたわね」と花園は亜梨沙に向かって言う。「自分は絶対に見捨てることはしない」

 

自宅で携帯の写真フォルダを眺める亜梨沙。そこに写っていたのは、過去の自分である藤崎紗羅と勅使河原純矢だった。2人は恋人同士で婚約もしていたのだった。不倫報道があった後、もう信じることはできないと紗羅を置いて部屋を出て行ってしまうのだった。

 

そんな過去の思い出をフッと笑って夜の外の景色を眺める亜梨沙だった。

 

 

 

おわり